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軍用からファッションへ:ギャリソンベルトという存在

1. 語源と定義

“Garrison(駐屯地)ベルト”とは、名前の通り「駐屯地用ベルト」。第一次世界大戦ごろからアメリカ軍に登場し、駐屯地内や礼装での着用を想定した、幅広で厚手のレザーベルトですクラシックな正方形バックルを手前に出して留めるスタイルが特徴です。

2. 軍装での役割と用途

  • WSI(ウォール・ストリート→戦地仕様)との切り替え
    WWI当時、米軍は「戦闘服(戦地用)」と「勤務服(駐屯地・礼装用)」を区別する新しい概念を導入ギャリソンベルトは後者に最適化された装備で、より洗練された印象を持たせるものでした。
  • 正式でありながら汎用的
    1910年代から1942年ごろまで、US Army や USMC など幾つかの部隊で標準装備とされていました。礼装から日常勤務、さらには戦闘服との併用まで柔軟に使える万能装備として機能していました 。

※資料画像

3. デザインの特徴

  • 厚手のレザーと真鍮バックル
    摩耗に耐える頑丈さと光沢あるブラスが当時の威厳を象徴。ベルト幅は約39 mm前後で、バックルは両側が見えるほど大型です

  • 実用性+護身具
    バックルを握り込めば護身用になるとも言われ、いざというときの対応用具としての役割も果たしていました。

4. 軍装から民間ファッションへ

1940年代半ば以降、軍隊はより機能的な布製装備(クラッチベルトやM-1956装備)に移行しましたが、ギャリソンベルトはミリタリーファッション分野で普及を続けました。現在ではヴィンテージスタイルを愛するファッション愛好家や実用志向のブランドに深く根付き、ヘリテージウエアの定番として定着しています 。

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✅ 要点まとめ

特徴内容
歴史的背景WWI〜WWII期に駐屯地勤務服の一部として使用された革製ベルト
機能美厚革+真鍮バックルで見た目と耐久性を両立
時代を超えた魅力軍装からファッションへ受け継がれる普遍性
意外な護身具緊急時には護身の噂もあるタフな装備

✨ 最後に...

ギャリソンベルトはただのファッションアイテムではありません。時代の変革とともに駐屯地用礼装から、戦地スタイルへの切替を象徴し、現代に至るまで使い継がれてきた「機能と威厳の結晶」。その歴史的重みと洗練されたデザインは、三春レザーのハンドメイドによってさらに深みが増すことでしょう。

三春レザー公式ストア店長

三春レザー公式ストア店長

福島県三春町の田舎町の古民家で愛犬とのんびり暮らしながら革製品をハンドメイドで製造販売している職人です。

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