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Toggle無骨でタフ。1950年代アメリカ生まれの「トラッカーウォレット」
トラッカーウォレットのルーツは、1950年代のアメリカ。長距離輸送に従事するタフなトラックドライバーたちの相棒として誕生しました。仕事中でも安心して使えるよう、牛革やブライドルレザーなどの丈夫な素材で作られ、二つ折りや三つ折りのシンプルな構造ながらも、カードや紙幣をしっかり収納できる機能性が魅力でした。
中でも特徴的なのが、チェーン付きのデザイン。財布をジーンズやベルトループにしっかりと取り付けることができ、ハードな現場でも安心して持ち運ぶことができました。このスタイルは、バイカーたちのカルチャーとも結びつき、今やヴィンテージファッションの象徴的アイテムとなっています。
三春レザーが受け継ぐ、タフで味わい深い革財布
私たち三春レザーでは、このクラシックなトラッカーウォレットの魅力を現代に再構築し、手仕事で一つひとつ仕立てています。
今回ご紹介するモデルは、アメリカ・Horween社のクロムエクセルレザーを使用。オイルがしっかり染み込んだこの革は、使い込むほどに柔らかく手に馴染み、美しいエイジングを見せてくれます。真鍮の金具と太めのステッチも相まって、重厚で無骨な雰囲気に仕上がりました。
使用素材(メインラインアップ)
Horween社 クロムエクセルレザー(アメリカ)
昭南皮革工業 昭南多脂ベンズ/昭南本ヌメ(日本)
Horween社 シェルコードバン(アメリカ)
ROCADO社 シェルコードバン(イタリア)
MARYAM社 ホースバット(イタリア)
素材の選定から縫製まで、全ての工程を自分たちの手で行い、“長く使えるもの”を目指しています。
最後に...
トラッカーウォレットは、ただの財布ではありません。時代を超えて受け継がれてきた“道具”としての美しさと、革の持つ魅力を存分に楽しめるアイテムです。ぜひ一度、手に取ってその存在感を感じてみてください。
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